「ATMを使うたびに手数料を取られている気がする…」
そんな小さな出費、放っておくと年間で1万円以上もムダにしているかもしれません。
例えば、月に5回コンビニATMを利用し、1回あたり220円の手数料がかかると年間13,200円。
これは、ちょっとした外食や1か月分のスマホ代に匹敵します。
この記事では、初心者でもすぐ実践できる**「ATM手数料をほぼゼロにする節約術」**を、実際の銀行例や注意点も交えながらわかりやすく解説します。
■ そもそもATM手数料はなぜかかるの?
ATM手数料が発生する理由は、大きく分けて3つあります。
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時間外利用による手数料
→ 平日17時以降や土日祝に利用すると110〜220円ほどかかることが多い。 -
他行ATM利用による手数料
→ 自分の銀行以外のATMで引き出すと、さらに110〜330円ほど上乗せ。 -
コンビニATM利用による手数料
→ セブン銀行・ローソン銀行・イーネットなどでは、時間帯に関係なく手数料が発生することも。
つまり、「いつ」「どこのATMを使うか」で節約できるかどうかが決まります。
■ 節約の基本①:手数料が無料の時間を狙う
もっとも手軽な方法が、「無料時間帯を意識して使う」こと。
多くの銀行では、平日9:00〜15:00までの引き出し・預け入れが無料です。
逆に、夕方以降や土日に使うと110円〜220円の手数料が発生するケースがほとんど。
もし平日に銀行へ行くのが難しい場合は、昼休みやお出かけ前の朝にまとめて引き出しておくのがおすすめです。
💡 ワンポイント
「給料日直後に1か月分まとめておろす」など、計画的に現金を管理するだけでも手数料を大幅に減らせます。
■ 節約の基本②:コンビニATMの“無料回数”を活用する
ネット銀行を中心に、コンビニATMの手数料が月に数回無料になるサービスがあります。
たとえば以下のような例があります👇
| 銀行名 | コンビニATM無料回数 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 住信SBIネット銀行 | 月5回まで無料 | スマプロランク2以上 |
| 楽天銀行 | 最大7回無料 | 残高10万円以上・取引実績あり |
| イオン銀行 | いつでも無料 | イオングループATM利用時 |
| PayPay銀行 | 月1〜5回無料 | 残高や取引件数で変動 |
無料回数の範囲内で利用すれば、コンビニATMでも完全無料で引き出しが可能。
特に「住信SBIネット銀行」や「楽天銀行」は、スマホだけで口座開設ができ、手数料の優遇も手厚いため人気があります。
■ 節約の基本③:現金を使わない=ATMを使わない
ATM手数料をゼロにする究極の方法は、「ATMを使わない生活にする」こと。
つまり、キャッシュレス決済をメインにするということです。
スマホ決済(PayPay・楽天ペイ・d払いなど)やクレジットカードを使えば、現金をおろす機会そのものが減ります。
さらに、ポイント還元も受けられるため、手数料どころか“得”になるのがポイント。
例:楽天ペイで支払い → 楽天カードからチャージ → 楽天ポイント1〜1.5%還元
= 手数料ゼロ+ポイントでプラス
■ 節約の基本④:同じ銀行のATMを使う
当たり前のようで意外と忘れがちなのが、他行ATMを使わないこと。
「近くのコンビニでいいや」と使ってしまうと、1回200円前後の手数料が取られます。
できるだけ、自分の銀行ATMを使うか、グループ提携ATMを確認しておくのが賢い方法。
たとえば三井住友銀行のキャッシュカードは、ローソン銀行ATMが無料で利用できる時間帯があります。
■ 節約の基本⑤:ネットバンキングで送金・残高確認を完結
「お金を移動させるためにATMへ行く」ケースも多いですが、今はスマホアプリだけで送金・振込・残高確認ができます。
たとえば、楽天銀行や三井住友銀行のアプリでは、振込もタップ数回で完了。
しかも最近は、「ことら送金」や「PayPay送金」など、手数料無料の送金手段も増えています。
ATMへ行く理由自体をなくすことで、自然と手数料の発生を防げます。
■ まとめ:小さな意識で“固定費のムダ”を減らそう
ATM手数料は、1回数百円と侮れません。
しかし、
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無料時間帯を知る
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ネット銀行を活用する
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キャッシュレス化する
といった少しの工夫で、年間1万円以上の節約が可能です。
節約は「我慢」ではなく「知識」。
今日から、手数料を1円も払わない“スマートマネー生活”を始めてみませんか?

