初心者必見!REIT(不動産投資信託)のメリット・デメリットを徹底解説

投資

REIT(不動産投資信託)に興味があるという方へ。

「少額から始められるって本当?」「リスクはないの?」そんな疑問にお答えします。

この記事では、REITの仕組みから、具体的なメリット・デメリット、そして始める前に知っておきたい基礎知識まで、徹底的に分かりやすく解説しています。

不動産投資に興味があるけど、「時間もお金もそんなにかけられない…」というあなたにこそ、REITはぴったりの選択肢。

読むだけで、REIT投資を始めるべきかどうか、あなた自身で判断できるようになりますよ。

ぜひ最後まで読んで、後悔のない投資判断につなげてくださいね。

REIT(不動産投資信託)のメリットを徹底解説

REIT(不動産投資信託)のメリットを徹底解説していきます。
手軽に不動産投資を始めたい人にとって、REITは魅力的な選択肢なんですよね。

①少額から始められる手軽さ

REITの一番の魅力は、なんといっても「少額投資」が可能な点です。

通常の不動産投資では、数百万円から数千万円の初期費用が必要ですが、REITなら数万円程度からスタートできます。

たとえば、証券会社を通じて購入できるREITは、1口1万円以下のものもあります。

これにより、初心者でもリスクを抑えながら投資にチャレンジできるんですよね。

資金に余裕がない学生や若い社会人でも、資産形成の第一歩として活用しやすいのが魅力です。

まさに、「貯金だけじゃ不安だな…」という人にピッタリな選択肢ですよ~!

②分散投資ができてリスク分散に有利

REITは、複数の不動産物件に分散投資しているファンドです。

たとえば、オフィスビル、商業施設、物流倉庫、住宅など、多種多様な物件を組み合わせて投資しています。

これにより、一つの物件に何かトラブルがあっても全体の影響は最小限で済むんです。

「地震が起きて1つの建物がダメになったら…」と不安になるかもしれませんが、複数の物件に分散されていれば安心。

投資の基本である「分散投資」の考え方が自然と取り入れられているのがREITの強みですね!

③配当金による安定した収益が期待できる

REITのもう一つの魅力は、定期的に「分配金」が得られることです。

REITは法律上、利益の90%以上を分配金として投資家に還元する仕組みになっています。

そのため、他の株式などに比べて分配利回りが高めなんですよ。

具体的には、年4~5%程度の利回りが期待できる銘柄もあります。

もちろん市場によって変動はありますが、「銀行預金よりは増やしたい」という人にはうってつけの投資先です!

毎月の不労所得に憧れる方、REITはけっこう夢がありますよ~!

④不動産運用のプロに任せられる安心感

REITでは、運用のプロが物件選定や管理をしてくれます。

そのため、投資家自身が物件を選んだり、管理会社とやりとりしたりする必要がありません。

通常の不動産投資では、空室リスクやトラブル対応が発生するので、知識や手間が必要です。

でもREITなら、そのあたりは全部プロにお任せ。

「投資はしたいけど、めんどくさいことは苦手…」という方には本当にありがたい仕組みです!

⑤売買が株式のように簡単にできる

REITは証券取引所に上場しているため、株式のようにいつでも売買できます。

たとえば、東証に上場している「J-REIT」は、平日の日中であればいつでも売買可能。

急な資金が必要になったときにも、すぐに現金化できるのが安心ですよね。

通常の不動産は売却に何カ月もかかることがありますが、その点REITは流動性が高くて使い勝手がいいです。

「気軽に始めて、必要なときにはすぐ現金化できる」って、ほんとにありがたい仕組みです!

⑥物件の管理や手続きが不要

REITでは、物件の管理や契約関係の手続きは一切不要です。

普通の不動産投資だと、入居者との契約、修繕対応、税務処理など多くの雑務が発生します。

でもREITなら、それらはすべて運用会社が対応してくれます。

まさに「ほったらかし投資」が実現できるんですよね。

忙しいサラリーマンや主婦の方でも、気軽に不動産投資ができるって嬉しいポイントです。

⑦節税対策にも活用できる場合がある

REIT投資は、特定口座(源泉徴収あり)で運用すれば、確定申告が不要になるケースがあります。

また、NISA口座を活用すれば、一定の配当や売却益に対して税金がかからないというメリットも。

上手に制度を利用すれば、実質的な利回りをさらに高めることができるんですよね。

節税という観点からも、REITは検討する価値がありますよ!

REIT(不動産投資信託)のデメリットも要チェック

REIT(不動産投資信託)のデメリットも要チェックしておきましょう。
投資にはリスクがつきもの。正しく理解して、後悔のない判断をしてくださいね。

①価格変動リスクがある

REITは上場商品なので、株式と同様に日々の値動きがあります。

たとえば、不動産市況や経済の不安材料、金利の上昇などがあると、REITの価格も大きく下がることがあるんですよ。

「不動産だから安定してるでしょ」と思いがちですが、意外と値動きは激しい場面もあります。

リーマンショックのときには、REIT市場が大暴落したこともありました。

なので、「短期で大きく儲けたい!」という人には向いていないかもしれませんね。

②元本保証がない

REITは投資商品ですので、元本保証はありません。

預貯金と違って、投資した金額がそのまま戻ってくるとは限らないんです。

価格が下がれば元本割れすることも普通にありますし、タイミングによっては損失を被る可能性もあります。

「確実に儲けたい」「絶対に損したくない」という人には、ややハードルが高く感じるかもしれません。

リスクを取ってリターンを得るのが投資の基本なので、その点はよく理解しておきましょう。

③分配金が必ず出るわけではない

REITでは高い分配利回りが期待されますが、必ずしも毎回分配金が出るわけではありません。

不動産市況が悪化すれば、収益が減り、分配金がカットされることもあります。

また、保有物件に空室が増えたり、賃料の下落があった場合にも、分配金の減少につながります。

実際、コロナ禍ではホテル系REITの分配金が激減しました。

「安定した収入源になる!」と思っていても、状況次第では期待外れになることもあるんですよね。

④インフレに弱い側面がある

REITの収益は賃料収入に依存しています。

しかし、インフレが進行しても、賃料がすぐに上がるとは限らないんです。

その結果、実質的な利回りが目減りすることになります。

たとえば、物価が年5%上がっているのに、分配金の利回りが4%なら、実質マイナスなんです。

こうした「インフレに追いつかないリスク」は、長期保有を考えている人ほど意識したいところ。

⑤不動産市場の影響を強く受ける

REITの基盤はあくまで不動産市場です。

そのため、景気後退や地価の下落、不動産バブルの崩壊などの影響を強く受けます。

特に商業施設やオフィスビルに特化したREITは、テレワークやネット通販の拡大といった社会の変化にも左右されやすいです。

「不動産の未来に不安がある」と思うなら、REITへの投資も慎重にした方がいいかもしれませんね。

⑥倒産や運用会社の不正リスク

REITは運用会社が投資・管理を行っていますが、その運用会社に問題が起きることもゼロではありません。

過去には、経営不振による破綻や、不正会計などのトラブルもありました。

もちろん法律や監督機関によって監視はされていますが、「100%安心」とは言い切れません。

信頼できる運用会社かどうか、事前にしっかり調べてから投資することが大切です。

⑦税金の取り扱いがやや複雑

REITの分配金には、「配当所得」として課税されます。

NISA口座で非課税にする方法もありますが、通常口座で運用する場合は確定申告が必要になることも。

また、売却益には「譲渡所得税」がかかるなど、税金まわりがちょっとややこしいんですよね。

税制の仕組みを理解していないと、「思ってたより税金が取られて損した!」なんてことにもなりかねません。

税金に苦手意識がある人は、NISAや特定口座(源泉徴収あり)をうまく使って対応したいところです。

REIT(不動産投資信託)を始める前に知っておきたい基本情報

REIT(不動産投資信託)を始める前に知っておきたい基本情報をまとめました。
「そもそもREITってどういう仕組み?」という人も、ここでしっかり理解しておきましょう!

①REITの仕組みと種類

REITとは、「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産に投資する投資信託のこと。

投資家から集めた資金で複数の不動産を購入し、その賃料収入や売却益を分配する仕組みです。

REITには以下のような種類があります:

種類 特徴
オフィス系 都市部のオフィスビルに投資。安定感がある反面、景気の影響を受けやすい。
商業施設系 ショッピングモールやロードサイド店舗など。消費動向に左右される。
住宅系 賃貸マンション・アパート中心。比較的安定収入が見込める。
ホテル系 観光・インバウンドの影響を受けやすい。リスクは高め。
物流施設系 EC需要により成長中。近年人気が上昇している。

②J-REITと海外REITの違い

REITには「J-REIT(日本国内のREIT)」と「海外REIT(海外の不動産に投資)」があります。

項目 J-REIT 海外REIT
投資対象 日本国内の不動産 アメリカやシンガポールなど
為替リスク なし あり(円安・円高で損益に影響)
情報の透明性 高い(日本語) 英語情報が多く、調査が大変
利回り 3~5%が中心 国によって異なるが、やや高めの傾向

J-REITは情報も多く、初心者に向いています。
一方で、海外REITは利回りが高めなこともあり、上級者に人気です。

③REITに向いている人の特徴

以下のような人にREIT投資は向いています。

  • 少額から不動産投資を始めたい

  • 管理の手間はかけたくない

  • 安定した配当収入がほしい

  • 株だけでなく資産を分散させたい

  • ほったらかし投資をしたい

逆に、「短期で大きく儲けたい」「絶対に元本割れしたくない」という人には向いていません。

投資スタイルや目的に合っているかどうか、じっくり見極めてから始めましょう!

まとめ

REIT(不動産投資信託)は、少額から始められ、プロによる運用で安定した配当収入が期待できる魅力的な投資手段です。

分散投資や管理不要といったメリットから、投資初心者にも人気が高まっています。

一方で、価格変動リスクや元本保証がない点、税制の複雑さなど、注意すべきデメリットも存在します。

投資を始める前には、REITの仕組みや種類、J-REITと海外REITの違いなどを正しく理解しておくことが大切です。

REITが自分の投資スタイルに合っているかを見極め、無理のない範囲で始めてみるのがオススメです。